
自己紹介
長崎県平戸特産の焼あごを使った無添加だしパックを製造する食品加工会社の創業者の娘として、"安心して使える本物のだし"を多くの方に届けることを使命としています。調味料や添加物に頼らない、素材本来の味を生かした食品づくりに情熱を持っています。食の未来を一緒に考えていけたら嬉しいです。
生産物(商品)の紹介をお願いします
無添加だしパックは、厳選した国産素材のみを使用し、塩・調味料・保存料・添加物を一切使わずに仕上げています。素材本来の旨みを最大限に引き出し、手軽に本格的なだしをとることができるのが特徴です。赤ちゃんから大人まで安心してお使いいただける、やさしい味わいのだしパックです。
無添加だからこそ、素材選びに徹底的にこだわりました。国産の鰹節、昆布、煮干し、椎茸など、自然の恵みを贅沢にブレンドし、余計なものを一切加えずに仕上げています。化学調味料を使わなくても、素材の持つ深いコクと旨みがしっかり感じられる、体にやさしいだしパックです。料理の味をワンランク上げる、毎日の食卓に欠かせない存在です。
今の仕事を選んだ理由や経緯を教えてください
学生の頃から家業である無添加だしパックの製造を間近で見て育ち、学生の頃から家業を手伝っていました。その間にも食の大切さや本物の味を知る環境にありました。創業者である父の姿を見て、『この想いを次の世代にも伝えていきたい』という気持ちが強くなり、自然とこの仕事を選びました。今は、より多くの方に安全でおいしいだしを届けるため、新しい挑戦もしています。
そんな中、食育に携わる機会があり、家族や自分自身の健康、食の安全について深く関心を持つようになりました。市場には便利な食品が溢れていますが、添加物や化学調味料が多く使われているものも少なくありません。『安心して使える本物のだしを、もっと多くの人に届けたい』という思いから、無添加だしパックの仕事に力を入れています。食べることは毎日のことだからこそ、より良い選択肢を提供したいと思っています。
ご自身の産品を食べるのに、一番好きな食べ方はなんですか?
旬の野菜や具材を入れて食べる毎朝の味噌汁が一番です。
その他、寒い季節にはおでんや、煮込み料理、具だくさんのスープ、お肉や野菜たっぷりの汁物も大好きです。
ちなみに、「長崎県産いりこ100%だし」、「いりこだしに鰹昆布ブレンドだし」、「長崎県産焼あごだし」と大きく分けて3種類ありますが、作る料理によって、だしパックを変えて作るのも楽しく、おいしいです。料理と「だし」がぴったり合った時には、これこそ「だしの料理研究」という感じで嬉しいですね。
この仕事をしていて嬉しかった出来事、大切にしていることは何ですか?
お電話や百貨店等での対面販売等で無添加だしパックを使ってくださったお客様から、『このだしを使うと料理がおいしくなる』『子どもが喜んでご飯を食べるようになった』というお声をいただいたとき、本当に嬉しくなります。食卓に安心とおいしさを届けることができていると実感できる瞬間です。お客様の笑顔や感謝の言葉が、この仕事を続ける大きな原動力になっています。
無添加のだしは昔ながらの食文化を大切にするものですが、現代のライフスタイルにも合うように工夫することも必要です。伝統の味を守りつつ、新しい商品開発や、若い世代にも手に取りやすい形を模索することにやりがいを感じています。『無添加のだしってこんなにおいしいんだ!』と驚いてもらえたときは、やっていてよかったと心から思います。
また、私自身も年齢を重ねていく中で家族の健康、『安心して食べられるものを選びたい』という思いが強くなりました。だからこそ、お客様にも“自分の家族に食べさせたい”と思えるものだけを届けることを大切にしています。食の安全を守ることで、誰かの大切な人の健康を支えられる。そんな想いで、一つひとつの商品づくりに向き合っています。